特定保健指導とは? |
特定健康診断結果の BMI、腹囲、血圧、血液検査(脂質、 |
肝機能、血糖等)、尿検査と問診票(22設問)をもとに下記 |
の3つに階層化が行われ、「動機づけ支援」と「積極的支援」 |
に該当された方は、特定保健指導が実施されます。 |
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情報提供 |
特定健康診断を受けた全ての人を対象に実施されます。 |
健診結果をもとに生活習慣病の理解を深めたり、生活習 |
慣を改善したりする為の情報を受けることが出来ます。 |
(当健保組合では、情報提供として「QUPiO(クピオ)」を |
導入しています。左の「QUPiO」をご覧下さい。) |
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動機づけ支援 |
メタボリックシンドロームになりそうな方や予備群の方を |
対象におこなわれます。 |
現在の生活習慣に偏りがあることに気づき、健康的な生 |
活習慣へ改善していく必要性を理解した上で、専門家の |
アドバイスを受けながら改善計画を立てて実行して行きま |
す。 (「QUPiO(クピオ)」の支援プログラムを使って実施 |
します。) |
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積極的支援 |
メタボリックシンドロームに該当した方や予備群の方を対 |
象におこなわれます。 |
内臓脂肪の減少を目標として、保健師、管理栄養士等の |
専門家の協力を受けながら計画を立てます。 計画実施 |
中も3ヶ月以上継続出来るよう専門家のサポートを受けら |
れます。(「QUPiO(クピオ)」の支援プログラムを使って実 |
施します。 |
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特定保健指導の目的について |
特定健康診断後の階層化の結果、生活習慣病(糖尿病、高 |
血圧症、脂質異常症等)になる危険性のある方に対して、生 |
活習慣を改善するように積極的に働きかけ、病気を予防する |
ことを目的としています。併せて、今後懸念される医療費の伸 |
びを抑えることも目的としています。 |
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生活習慣病について  |
生活習慣病は、その名のとおり「運動不足」や「不規則な生活」 |
「バランスノ悪い食事」、「ストレス」、「喫煙」等の生活習慣が影 |
響して起こる病気です。 |
自覚症状がない為、気が付いた時には病状がかなり進行して |
しまっている場合もあります。 |
又、一方では生活習慣の改善で予防することの出来る病気な |
のです。 |
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メタボリックシンドロームについて  |
この制度は、メタボリックシンドロームに着目しています。 |
メタボリックシンドロームは、内臓周辺に脂肪がたまったうえ、 |
生活習慣病の代表とも言える糖尿病、高血圧症、脂質異常症 |
の危険因子を複数持った状態です。 |
ひとつひとつの程度は軽くても、複数の危険因子の相乗効果 |
で動脈硬化が着実に進みます。 |
心臓病の発症は、この2つの因子があれば因子がない人の |
5.8倍、3つ以上で35.8倍と言うデータもあります。 |
尚、日本人の死因のうち1位のがんに続く、2位の心疾患と3位 |
の脳血管疾患の割合は、全体の3分の1にも及びます。これら |
はいずれも動脈硬化が原因となっています。 |
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特定保健指導を活用しましょう! |
特定健康診断と特定保健指導を実施することは、健保組合 |
の義務として厚生労働省より定められていますが、特定保 |
健指導に該当された方は、まだまだ健康な状態へ戻れる方 |
ばかりです。 |
生活習慣病のリスクを1つでも減らしたり、生活習慣病の予 |
防をする良い機会ですので、普段1人ではなかなか忙しくて |
出来なかったり、気をつけられなかったりしますが、プログラ |
ムに参加することで、ご自分の体と向き合って、健康な体を |
取り戻して下さい。 |
又、1度のトライアルでは脱メタボ出来なくても、何度かの参 |
加で良い生活習慣が身について結果が出る方もいます。 |
あきらめずに日々積み重ねを行うことが、生活習慣病の何 |
よりの近道となります。 |
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