特定保健指導の実施基準について |
特定健康診断のことをよく「メタボ健診」と言われることがあり |
ますが、特定保健指導の実施基準とメタボリックシンドローム |
の判定基準は、とても似ていますが、同じではありません。 |
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特定保健指導の実施基準 |
まずは、腹囲(おへそ周り)とBMIで内臓脂肪の蓄積の様子を |
調べ、健診結果から下記の@〜Cの項目にいくつあてはまる |
かを数えてチェックします。 |
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@ 空腹時血糖 100mg/dl 以上 又は、HbA1c 5.6% 以上 |
A 中性脂肪 150mg/dl 以上 |
又は、HDLコレステロール 40mg/dl 未満 |
B 最高血圧 130mmHg 以上 又は、最低血圧 85mmHg以上 |
C @〜Bのうち1個があてはまり、喫煙歴がある |
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上記の積極的支援や動機づけ支援に該当しても |
糖尿病、脂質異常症(旧:高脂血症)、高血圧症と |
診断されて、既に投薬治療を受けている場合は、 |
特定保健指導の対象となりません。 |
引き続き、医療機関での治療と指導を優先して下 |
さい。 |
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メタボリックシンドロームの判定基準  |
特定保健指導の実施基準と違い、腹囲で内臓脂肪の蓄積の |
様子を調べ、健診結果から下記の@〜Bの項目にいくつあて |
はまるかを数えてチェックします。 又、空腹時血糖の基準も |
ゆるめになっています。 |
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@ 空腹時血糖 110mg/dl 以上 |
A 中性脂肪 150mg/dl 以上、 |
HDLコレステロール 40mg/dl 未満のいずれか、又は両方 |
B 最高血圧 130mmHg 以上 |
最低血圧 85mmHg以上のいずれか、又は両方 |
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腹囲が基準内であればメタボ非該当ですが、*印 |
のように1個でも項目にあてはまる場合は、糖尿病、 |
脂質異常症、高血圧症を発症している恐れがあり |
ます。症状を悪化させない為にも生活習慣の改善 |
を心がけましょう。 |
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受診勧奨について |
受診勧奨とは、特定健康診断の結果が、厚生労働省の定め |
る基準を超えている場合、医療機関へ受診することをすすめ |
るものです。 |
当健保組合では、受診勧奨者が特定保健指導に参加しても |
問題がないかどうかの確認を産業医にお願いしています。 |
又、産業医がいない事業所については、委託先のヘルスケア |
・コミッティー(株)の医師による判定をお願いしています。 |
基準を大きく超えた数値や既往歴、治療中の病気によっては、 |
特定保健指導を受けられない場合がありますので、ご了承下 |
さい。 |
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